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| 二条城の南、堀川通と千本通を繋ぐ三条商店街は、京都でも有数の規模を誇る活気ある商店街。夕方になると地元の人たちが集い、どこか懐かしい雰囲気が漂う。 その三条商店街に、個性的なお店が続々と誕生しているという。靴修理店「凛靴」もそんなお店の一つだ。 古い町屋をオーナーの森さん自らが改装したという店内は、温かみのある木材を基調としたデザイン。ところどころに手作りの革靴が飾られたおしゃれなお店には、若い人も買い物帰りの地元の人も気軽に修理を頼みにやってくる。開店して 8 ヶ月。今ではすっかり地元の修理屋さんとして定着しているようだ。 |
「ただ修理箇所を直すだけではなく、長く使えるようにしたい」と森さんは語る。
一人一人のお客さんの意見を聞き、細かなところにまで気を配る
。
修理に少し時間がかかるのも、一人一人の要望に応えたいという思いと、その丁寧な仕事ゆえだ。
修理が終わり、美しく磨き上げられた靴を見たお客さんの表情が楽しみとも語ってくれた森さん。
靴の修理店にとって、取材に訪れた秋口は最も忙しい時期。
下駄箱にしまいこまれていた靴がいっせいに持ち込まれ、修理を待つ靴が店内にあふれていた。
その一つ一つに、靴の帰りを待っている人がいる。 忙しいが、やりがいのある仕事なのだ。
さらに森さんは、修理だけではなく“靴を手入れする文化”が京都の街に根付いてほしいと語ってくれた。
店内では靴の手入れ道具が販売されていて、手入れの仕方も教えてくれる。
洋服とは違って足元の靴にはなかなか意識が向かないもの。
だからこそ、足元の美しさが大きなポイントになってくるはずだ。
「一度自分の靴を見てほしい。手入れがされていない靴はかっこ悪いですよ。」
押入れの中にしまわれた靴や、ヒールが磨り減ってしまった靴、そしてお気に入りの靴。
自分の持っている靴をもう一度じっくり見つめてみよう。
たとえどんなに高価な靴でも、そのまま履き続けるとすぐにくたびれてしまうもの。
こまめな手入れと修理こそ、靴の寿命を延ばし、深い味わいを引き出す秘訣だ。

