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特集002

ピチ&チャプ ニシカワ

三条商店街の西の端に位置する洋傘、レインウェア、ちょうちん、和傘のお店。この店には、壊れてしまった傘を修理してくれる傘のお医者さんがいる。店主である、西川誠太郎さんだ。しかも、店に並ぶ傘はすべて西川さんが検品した上で売られている、いわば「傘のお医者さんお墨付き」の傘たち。ついつい忘れては、すぐに買いなおしてしまう傘。でも、この店なら、傘との末永いお付き合いを実現できそうだ。

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傘のお医者さんがいるお店

店内にところ狭しと置かれた傘たちと、味わい深いちょうちんが印象的なお店「ニシカワ」。店主である西川誠太郎さんにお話を伺ってみた。

野村:こんにちは。すごい傘の量ですね。一品一品、検品していらっしゃると伺いましたが。
西川:ええ、うちにおいている傘はすべて検品して、品質を確認した上で売ってます。

小澤:やはり傘によって、いい悪いがあるんですか?
西川:中には、2,3回使うと布地の部分と傘のホネを結び付けている糸がすぐにほどけてしまうようなものもあるんですよ。ですから、うちではちゃんとチェックして、品質の良いものだけを置くようにしています。いいものを長く使ってもらいたいですから。

野村:なるほど、それだけこだわりを持って売っていらっしゃるものなら、なおさら大切に使いたくなりますね。傘を長持ちさせるコツがあれば聞いておきたいです。
西川:使った後、ちゃんと干しておくといいですよ。使ったままおいておくと、ホネの部分にさびがついたり、痛みやすくなってしまうんです。

小澤:ちょっとした心遣いで変わるもんなんですね。
西川:ええ。それから、傘をまわすとか、もたれかかるとか、杖代わりに使ったりすると壊れやすいですよ。子供さんなんか、よくやって壊されますが。

野村:そんな時には、傘のお医者さんの出番ですね。
西川:そうですね。道具もありますし、傘の部品も色々置いてますから、曲がったものを元に戻すとか、痛んだ部品を取り替えるとか、傘の修理もやっています。ただ、傘の部品には統一された規格がないので、ぴったりの部品がないと直せないこともあります。直せない場合や、直してもかえって高くつく場合、うちの店で買われた傘なら、その傘を下取りして、新品を割安で提供したりもしています。

小澤:なるほど。すると壊れた傘や部品がお店にたまってしまったりもするんじゃないですか?
西川:できるだけ活用するようにはしていますが、使いようのない細かい部品なんかは年一回処分して、整理していますね。やはり大切に長く使っていただくのが一番です。

野村:お話を伺っていると、商品へのこだわりというか、愛情のようなものを感じます。
西川:私にとって傘は子供のようなものなんです。電気屋さんでもアフターがあって取引がありますよね。そして、アフターがあるからこそ、またお客様との繋がりも深くなると思うんです。今では、売りっぱなしというお店も増えてますが。直した傘を喜んで持って帰るお客さんの姿を見るのは、とても嬉しいものですよ。

 そう言いながら、取材班の一人が持っていた曲がった傘を修理してくださった西川さん。次、傘を買うならこの店で。そう思った取材班一同であった。

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