![]() |
|
![]() |
||||||||||||||||
![]() |
![]() |
|||||||||||||||||
|
彼方此方屋
野村:着られなくなった着物を人に譲るという文化は平安時代からあったそうですね? 田中:そうなんです。他にも年を取って若い頃の柄があわなくなったら、落ち着いた色に染め直して着たりもしていました。着物は、洋服のように切ったりしないので、ほどけば一枚の布に戻ります。まったく無駄がなく、寸法の調整もしやすいんです。昔は、最後にどうしても着られなくなったら雑巾にしたり、とことんまで活用していたんですよ。日本文化の良さだと思います。 野村:ほどけば一枚の布になるんですね!知りませんでした。着物は手織りや、手染めといった手作りのものであったりもしますし、着なくなっても捨てにくいという感覚がありますね。 田中:ええ。洋服と違って、着物はほとんど一点ものに近い世界ですからね。それに、洋服には流行があって、どうしても古着は流行遅れになることもあるんですが、着物は全部この形なんで、ひいおばあちゃんの着物でも着られるんですよ。 野村:でも、着物は手入れに手間がかかるという印象もありますね。 田中:確かに、絹の着物などはお手入れが大変だったりもしますし、家庭内で着物を着るという文化が伝承されなくなって、ますます着物が消費者から離れてしまったという面もあると思います。
野村:田中さんの着物への情熱が伝わってきます。本当に着物を大切にされてるんですね。 田中:昔から着物が好きだったんです。うちでは、着物を身近にしたいという思いで、手ごろな値段で提供していますが、安く手に入れたからといって、簡単に使い捨てられることがないようにしたいですね。いいものが安く手に入ったと思って大切に着てもらいたいです。 「ものへのこだわり」。商売の基本も生活の基本も、こんな気持ちの中にあるのかも知れない。 (野村)
|
|
||||||||||||||||
| |
||||||||||||||||||
![]() |
| お問い合わせ | リンク
| |
![]() |
||||||||||||||||